TopPage > 顎関節症Top > 顎関節の構造(仕組み)
顎関節の構造(仕組み)
※一般的な知識ですので、参考にされたい方はお読みください。
「顎関節症」について理解を深めるため、まずは「顎関節」の構造(仕組み)について説明します。

人間の頭蓋骨は、18種29個の骨で構成されています。
顎関節は顎を動かすことができるようにするためにある関節で、ちょうど耳のすぐ前あたりに左右に1つずつあります。
この顎関節は、下顎骨(かがくこつ)の上端(下顎頭:かがくとう)が側頭骨のくぼみ(下顎窩:かがくか)にはまりこんでいる構造になっています。そして、これら2つの骨の間にはコラーゲンでできている関節円盤という軟骨があり、直接下顎骨と側頭骨がこすれ合うことがないようにクッションの役割をしています。
この「関節円盤」は、多くの筋肉に様々な方向に固定されており、顎関節の動きとともに前後に移動します。このため、「関節円盤」は、下顎頭の外側と内側にはしっかりと連結されていますが、前後方向の連結は移動が必要なため緩やかになっており、繰り返し前後に動かしているうちに後部組織が伸びてしまって前方にずれたまま(まれに側方や後方にズレることもあります)戻らない状況となってしまうことがあります。
【開口時】
下顎頭が下顎窩から外れて前に出るように動きます。この時、関節円板も下顎頭と連動して前に移動します。
【閉口時】
開口時に外れた下顎頭が後ろに戻り、下顎窩にはまります。この時、関節円板も下顎頭と連動して後ろ(元の位置)に移動します。
顎関節を動かす筋肉
顎を動かす筋肉には大きくわけて次の3つがあります。
(1)開口筋~口を開けるために使う筋肉。顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋(下頭)からなります。
(2)咀嚼筋(閉口筋)~口を閉じる(ものを噛む)ために使う筋肉。咬筋、側頭筋、外側翼突筋(上頭)、内側翼突筋からなります。
(3)頸筋~食べ物を食いちぎったりするために使う筋肉。広頸筋・胸鎖乳突筋・前頸筋・後頸筋・背筋からなります。